火災保険とは?具体的な補償範囲や保険料相場について解説!

公開日:2022/10/01 最終更新日:2023/01/31

マイホームを購入する際、火災保険の加入を検討する方も多いでしょう。ただ、火災保険にはたくさんの種類があり、どの商品がよいのかいまいち分からないという方も少なくなくでしょう。そこで、今回は火災保険の具体的な補償範囲や保険料相場について解説します。さらに火災保険料を安く抑える方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

火災保険とは?

火災保険とは火事などが起きたときに建物の損害を保障してくれる保険です。住宅ローンを利用してマイホームを購入する際は、火災保険の加入が必須条件となる場合があります。

というのも、住宅ローンを提供している金融機関は建物や土地を担保にしてローン金額を施主に貸し出します。しかし、火事によって建物が損傷した場合はもともと担保設定していた金額よりも価値が下がってしまうことから、金融機関にとっては大きなリスクになりかねないのです。

そのため、住宅ローンの融資を実行する条件として火災保険の加入を求めるケースが少なくありません。火災保険に加入していれば、万一の事故でも保険会社から損害額分の保険金を支払われるので、建物を再建することが可能です。

また、火災保険は建物のほか、家財についても保障されるケースがあります。たとえば、家具や家電などもすべて損害を受けてしまった場合、すべてをそろえるとなると非常に高額な費用がかかってしまいます。しかし、火災保険に家財補償を付帯していれば、家具や家電についても保険でカバーすることが可能です。

火災保険の補償範囲

火災保険は火事が起きたときにだけ利用できるものではなく、落雷や水災、風災などで建物が被害を受けたときにも利用できます。たとえば、落雷によって建物が燃えてしまったり、家電製品が壊れてしまったりした場合は火災保険の適用になります。

また、台風や大雨などの影響で洪水が発生し、建物が流された場合や床上浸水が生じた場合は火災保険によって修復に必要な費用が保障されるので、安心できるでしょう。さらに、台風等で飛来物が飛んできて外壁や屋根、窓ガラスが破損した場合も火災保険の対象となります。

そのほか、保険契約のプランやオプションによっては、盗難や窃盗、汚損や損傷による被害も火災保険で保障されます。また、給排水管が破裂して室内が水浸しになってしまったときも火災保険の適用となるので、万一のトラブルでも安心でしょう。

火災保険は火事のときにしか利用できないイメージがありますが、水災や風災、盗難や汚損など、さまざまな被害に適用できます。

火災保険料を決める要素

火災保険の保険料は建物の広さや構造などによって変わります。建物が広ければ広いほど、延焼リスクが高まることから、保険料が高くなります。また、火災保険では3つの構造に分けられており、それぞれ保険料が大きく異なります。

マンションなどの鉄筋コンクリート造はM構造に位置付けられており、もっとも保険料が安い構造です。そして、2番目は鉄骨造やツーバイフォー工法の木造住宅であるT構造です。また、それ以外の木造住宅はH構造となり、3つの中ではもっとも保険料が高く設定されています。

さらに、火災保険と合わせて地震保険をセットして加入する場合は耐震等級や免振装置の有無によって保険料が変わります。一般的に耐震等級3級や免震装置が付いている場合は耐震性が高いと判断されるので、保険料が最大50%オフとなります。

そのほか、どのようなオプションを付けるのか、そしてどこまで保険でカバーするのかによって保険料が大きく変わるので、しっかりとシミュレーションしたうえでどれを付けるのか検討することをおすすめします。

火災保険料を安く抑える方法

火災保険料を安く抑えるポイントとしては、できるだけ長期間契約することです。現状では最大10年まで保険契約でき、長期割引が適用されるので、1年ずつ保険を更新するよりもお得に火災保険に加入できます。

ただ、2022年10月以降は最大5年までしか加入できなくなったので、割引率が抑えられて少し割高に感じるかもしれません。とはいえ、1年ごとや2年ごとに更新するよりも、最大年数で契約しているほうが長期割引の適用になるので、お得に保険に入れるでしょう。

また、保険会社によっても保険料が異なるので、各社から見積もりを取って予算に合う保険商品を選ぶのがポイントです。もちろん、会社によって保障内容が細かく異なる場合があるので、必要な保障が付いているのかをしっかりと見極める必要があります。とはいえ、火災保険は比較的高い保険商品なので、どの商品がよいかをじっくり検討することが大切です。

まとめ

マイホームを購入する際に火災保険の加入を提案されることが多いです。というのも、住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合は金融機関より火災保険の加入を条件とされることが一般的なのです。火災保険は火災時のみならず、風災や水災など、さまざまな災害に適用できるので、マイホームを所有しているほとんどの方が加入しています。

ただ、どの火災保険を選べばよいか分からないという方も多いでしょう。各社の補償内容や保険料をしっかりと確認したうえで、自分に合った保険を選ぶことがポイントです。

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