保険の相談窓口を利用するまでの流れを事前に確認しよう!
保険は、加入者本人やその家族を支えるもので、万が一のときには大変役に立ちます。漠然と保険の加入を検討されている方も多いと思いますが、反面、膨大な保険商品のなかから、最適なものを選ぶのは困難です。そんな方におすすめなのが、保険の相談窓口を利用することです。ここでは利用までの流れを確認します。
保険の相談窓口を利用する前に準備しておくべきこと
相談窓口を利用する前に準備しておくべきことを、以下確認しておきましょう。
契約中の保険があるなら保険証券を持参する
保険の相談の種類には2パターンあります。新たに保険の加入を考えている場合、あるいは、既に契約している保険の見直しを考えている場合のどちらかです。
後者の場合、加入中の保険と新たな保険とで、保険料や条件などを比較することになります。保険料や保障内容など、加入中の保険の詳細についてわかる、保険証券があればぜひ持参しましょう。
新規の相談なら事前に気になる保険をチェックしておく
現在さまざまな保険商品がありますが、インターネットを使えば、簡単に各保険会社の商品の詳細を知ることができます。気になる保険商品の内容など、具体的なものがあれば、一番良いのはもちろんですが、加入したい保険のイメージを掴むだけでも、相談の際の糸口になります。
調べてみて、もしわからないことがあれば、相談時にそれをはっきり伝えることも重要です。その場合は、わからない点を丁寧に相談してもらえるので、まずは相談に行ってみましょう。
自分の資産状況が分かる書類を用意する
保険は、自分の資産に対するリスクヘッジ手段としての金融商品です。ですから、現在の資産状況は、加入する保険を決定するうえで、重要な要素の1つになります。現在の貯蓄や投資の状況について、説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、結婚や出産などを機に保険の加入を検討される方も多いと思いますが、そのような場合は、現状の整理や今後のライフプランの構築にも役立つので、ぜひご夫婦で一緒に相談されるのがおすすめです。
保険の相談窓口を利用するまでの流れ
それでは、実際に窓口を利用するまでの流れについてみていきましょう。
保険相談の予約
まず、保険相談の予約を行います。店舗窓口での相談だけではなく、現在では、自宅や希望の場所での相談や、オンライン相談などを行っている場合や、これらのうち複数の相談方法を設けていることもあるようです。
お好みの相談方法や取扱商品などから、窓口を選びましょう。電話やインターネットなど、相談の予約方法も店舗によってさまざまで、なかには予約が不要ということもあるようです。
保険相談
相談で、まず始めに行うことは、ヒアリングとライフプランニングの設定です。相談者の知識や希望するタイプの保険について確認し、ライフプランに合わせた保険を設定していきます。
保険商品の比較と検討
ヒアリングとライフプランニングの内容に沿って、相談者の希望やおすすめの保険商品をピックアップし、比較と検討を行います。無理に加入を勧められることはないので、じっくりと検討しましょう。
保険の契約
納得できる商品を見つけたら、いよいよ保険の契約です。相談の段階で契約にいたらなくても、一度持ち帰って検討できるのでご安心くださいね。実際、初回の相談時間内には、ヒアリングとライフプランニングの設定で、相談時間が終わってしまい、契約は次回以降ということも多いようです。
保険の相談窓口を利用する際に意識するべきポイント
では、実際に保険の相談窓口を利用する際に、意識するべきポイントを確認しておきましょう。
窓口の選び方のポイント
まず、相談員の資格や経験は重要です。確かな知識と豊富な経験を有する相談員であるほど、適切なアドバイスが期待できます。たとえば、ファイナンシャルプランナー資格は、ひとつの目安になります。
取扱商品の数もポイントです。窓口によって扱う会社の数は異なりますが、商品の種類が豊富であれば、より多くの選択肢のなかから自分に合った保険を探すことができますよ。利便性も意外と重要です。多くの場合、窓口には複数回足を運ぶことになるので、遠方では移動が大変ですよね。
また、忘れてはならないのが加入後のサポートです。保険は加入後も、給付金や保険金の請求、契約内容の変更や更新などで、さまざまな手続が必要になります。充実したサポート体制の窓口であれば、このような手続の際も手厚いサポートのもとで進められるので安心です。
保険相談窓口活用のポイント
保険相談窓口を活用して、少ない相談時間で、より適切な保険商品を選びましょう。そのために、まずは、保険加入の目的を明確にしておくべきです。目的を洗い出す際には、どのような時に備えて保険に加入するのか、将来的な展望も含めて検討します。
前述したように、あらかじめ書類や情報を揃えておくこともポイント。情報を客観的に見ることができるようにすることで、必要なものがよりはっきりします。また、多少の知識を身に着けておいた方が、相談時もスムーズになります。無料のオンラインセミナーなどを開催している窓口などもあるので、必要に応じて活用してみましょう。
まとめ
ここまで、保険の相談窓口を利用するまでの流れについてみてきました。普段保険のとは、縁遠い生活を送っていらっしゃる方でも、相談窓口を利用することで、気軽に専門知識を有する相談員に相談することができます。相談をより有意義なものにするためには、事前の準備が必要です。この機会にぜひご自身の将来設計も含め、一度ゆっくり考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。